Think Globally,Act Locally.
青い地球・美しいふるさとを未来に手わたそう
これまで
「アースデイ(地球の日)」は、1970年4月22日にアメリカで始まった環境保護運動です。アースデイのイベントを機に、アメリカでは環境保護庁が誕生し、環境に関する法制化が進みました。
1990年、地球環境問題への関心の高まりをうけ、アメリカからの呼びかけで、世界141ヶ国、日本各地でもアースデイのイベントが行われました。
国内では2000年までを取組期間とする「アースデイ日本東京連絡所」が設立されました。
つくばでも、1990年に筑波大学の学生がアースデイのイベントを行ったのが「アースデイつくば」の始まりです。翌年には、学生らが学外にも参加を呼びかけ、市民団体と一緒に、ショッピングセンタークレオにて「第1回アースデイつくば」のイベントを開催。1993年には「アースデイつくば実行委員会」が結成され、事務局体制や財政基盤(企業協賛や市の補助金など)を整備し、毎年4月22日を中心に合同企画と小中学校へリーフレットの配布の活動を行いました。
2000年は、ミレニアムのアースデイとして世界的な盛り上がりをみせました。日本では、各地でイベントが行われたほか、フロンガス回収義務付けや自然エネルギー促進法の制定、第二次環境基本計画に里山の概念を追加などにも貢献しました。
つくばでは、毎年、実行委員長と事務局を交代しながら、テーマに沿った活動を続けたことで、市民の関心も高まり、つくば市も環境への取り組みをはじめました。1998年につくば市環境基本条例が施行、1999年に市民環境会議が発足、2000年につくば市環境基本計画を策定されました。
2001年、「アースデイ日本東京連絡所」は解散し、東京でのシンボリックな環境イベントを行う「アースデイ東京」などが誕生しました。
つくばでは「毎日がアースデイ」を合言葉に、年間を通じた活動の展開を目指しました。2002年から、小中学校へのリーフレットを春秋の年2回発行を始め、2003年~2006年は、筑波大学生を委員長にユニークな活動を展開しました。
2005年、つくばエクスプレスの開通による新しい街づくりが始まり、つくば市主導による環境への取り組みが強まりました。2007年に市民環境会議が解散、同年に大学と研究機関と行政による「つくば3Eフォーラム」結成、2008年に「つくば市環境スタイル計画」策定などが始まりました。
2009年からの「アイラブつくばまちづくり補助金」開始により、これまでの団体への補助金から企画への補助金となり、実行委員会は自主財源による運営となりました。
2011年、東日本大震災と福島原発事故が起きたことは、これまでの環境への取り組みにも大きな影響がありました。2012年~2015年は運営体制と自主財源の難しさから年2回のリーフレット発行をやめ、4月22日を中心としたクレオ展のみ開催と規模を縮小して活動しました。
これから(2016年 再スタート)
「アースデイつくば」が1990年に始まってから25年。四半世紀が経ちました。
これまで環境に関する様々な問題をテーマに市民に呼びかけてきました。活動当初よりも市民・行政・企業それぞれ、環境への関心は高くなってきましたが、解決されていない課題、新たに明るみになってきた課題もあります。環境問題の背景に、現代までの社会や経済の在り方が根本になっていることも感じざるを得ません。
改めて今、取り組むべきテーマは何なのか。普段の生活や活動の中で感じていることを情報交換・意見交換する中で紡ぎだすべく「アースデイつくば交流会」を2015年12月より始めました。月1回のペースで開催しています。(呼びかけ人:辻本善信、江口肇)
これまでの交流会(2015年)
第1回:2015年12月18日(金)18:00~、つくば市市民活動センターにて。
第2回:2016年1月29日(金)18:00~、つくば市市民活動センターにて。
第3回:2月26日(金)18:00~、つくば市市民活動センターにて。
第4回:3月30日(水)18:00~、つくば市市民活動センターにて。
第5回:4月24日(日)19:00~クレオ店内にて。
第6回:6月3日(金)18:00~、つくば市市民活動センターにて。
最近の話題:
2018年に茨城で行われる「第17回世界湖沼会議」、
霞ヶ浦のハス田の「防鳥ネット」問題、
つくば市の金田台周辺の開発と「歴史みどり空間」の今後、など